株式会社エフピコ東海選別センター(静岡県)
食品トレーの資源循環とリサイクルの推進について
今回の研修では、スーパーなどから使用済み食品トレーを回収し、再資源化した原料を新たな食品トレーとして製造・販売する、資源循環の取り組みについて学びました。
これは、使用済みの食品トレーを単に廃棄するのではなく、再び資源として活用する「水平リサイクル」の取り組みであり、資源の有効活用とごみの減量化につながるものです。
1.蓮田白岡衛生組合における現状と課題
現在、蓮田白岡衛生組合では、食品トレーは「燃えるごみ」に分類されています。
そのため、リサイクル可能な素材であっても、通常のごみとして排出されれば、資源として再利用されることなく焼却処分されてしまいます。
今後は、いかに食品トレーを燃えるごみとして処分せず、資源として循環させていくかが重要な課題です。
2.今後考えられる具体的な取り組み
① スーパーなどの回収拠点を増やす
現在、食品トレーの回収を実施しているスーパーなどと連携し、回収拠点を増やすことで、住民が日常生活の中で無理なくリサイクルに参加できる環境を整備する。
② 行政によるモデル回収を試験的に実施する
自治会や公民館などを活用し、対象となる食品トレーに限定した回収モデル事業を実施する。
ただし、スーパーによる回収とは異なり、行政が回収した食品トレーを再資源化事業者であるエフピコが受け入れられるかという課題がある。
そのため、回収品の品質基準、運搬方法、受け入れ条件などについて事前に協議する必要がある。
③ エフピコとの連携協定を検討する
蓮田白岡衛生組合、蓮田市、白岡市、地域スーパー、エフピコの四者で協議の場を設け、回収した食品トレーの引き取りから運搬、選別、再資源化まで、一貫した資源循環の仕組みづくりを検討する。
④ 回収した食品トレーの再資源化の状況を見える化する
「今月は何kgの食品トレーを回収できたのか」「そのうち何kgが再生原料になったのか」「どのような製品に生まれ変わったのか」など、回収後の状況を住民に公表する。
自分たちが分別・回収に協力した成果を実感できるようにすることで、住民のリサイクル意識の向上と継続的な参加につなげる。
近藤純枝から一言
今回の研修を通じて、これまでごみとして処分されていたものでも、回収方法や仕組みを工夫することで、貴重な資源として再利用できることを改めて認識しました。
特に、食品トレーの水平リサイクルは、ごみの減量化だけでなく、限りある資源を有効活用し、環境負荷の軽減にもつながる重要な取り組みだと感じました。
今後、蓮田白岡衛生組合や両市においても、民間事業者との連携を積極的に進め、食品トレーの回収・再資源化の仕組みづくりを検討していく必要があると考えます。
ごみとして捨てるのではなく、資源として再び活かす。
こうした資源循環型社会の実現に向けて、行政と民間、そして住民が一体となった取り組みを推進していくことが大切だと感じました。