令和7年3月議会一般質問

2025年問題における高齢化課題と対策について

蓮田市における 高齢者の数は令和6年4月1日時点で19,608人高齢化率は32%、県内でも高齢化が急速に進む地域となっています。

市内における在宅介護の現状について

在宅介護を受けている人数は
介護支援専門員や地域包括支援センターが作成する必要なサービスの計画、いわゆるケアプランの作成人数で言いますと、令和6年12月の件数は、1,780人。
サービスの種類は
在宅で受けるサービスの種類として、「訪問サービス」と「通所サービス」に分けて申し上げる。
「訪問サービス」の主なものでは、ホームヘルパーが利用者の居宅を訪問し、食事や入浴の介助などの身体介護や掃除、洗濯などの生活援助を行う訪問介護サービスや、医師の指示のもと、看護師が居宅を訪問し、療養上の世話や診療の補助を行う「訪問看護」、同じく医師の指示のもと理学療法士などがリハビリテーションを行う「訪問リハビリテーション」がある。
「通所サービス」の主なものでは、通所介護施設で、食事や入浴などの日常生活上の支援を受ける「通所介護」、介護老人保健施設や医療機関などで、生活行為向上のためのリハビリテーションなどを受ける「通所リハビリテーション」がある。
市内の介護支援専門員の人数と担当できる件数は
令和6年4月時点で、市内の居宅介護支援事業所が17か所運営されており、それぞれの事業所に所属する居宅介護支援専門員は合計46人。
担当出来る件数は、介護支援専門員1人あたり44件ですが、事業所によっては、ケアプラン連携データを活用し、かつ専門の事務職員を配置している場合は1人あたり49件担当することが出来る。
介護者の負担は
「蓮田市高齢者福祉計画2024・第9期介護保険事業計画策定のためのアンケート調査」のうち、在宅介護実態調査において、要支援・要介護認定を受けている方を介護している方に「現在の生活を継続していくにあたって、主な介護者の方が不安
に感じる介護等について」を質問している。結果は、「夜間の排泄」が31.0%と最も高く、次いで「認知症状への対応」が30.1%、「外出の付き添い、送迎等」が27.9%だった。
こうした介護における不安は、在宅介護者の身体的、精神的負担につながっているものと認識している。
また同調査において、「介護保険サービスを利用する方のうちサービスに不満がある方の理由」では「利用料金が高い」が40.0%で最も高いことから経済的な負担も感じている。
支援体制は
要介護認定を受けている方の介護者のかかえる負担に関するご相談については、居宅介護支援事業所の介護支援専門員が受け、介護保険サービスをはじめとする支援につなぎ、それ以外の要支援の認定をお持ちの方や、いずれの認定もお持ちでない方については、市内の日常生活圏域ごとに3か所設置している地域包括支援センターにおいて、高齢者の総合相談窓口として在宅介護の相談を受け、支援する体制を整えている。
市の高齢福祉サービスのひとつに、ねたきり老人等介護者手当があるが、経済的負担への支援として在宅介護の一助となっていることと認識している。

介護支援の情報不足について

介護に関する情報の周知は介護者の負担は
広報誌の相談一覧に毎月、高齢者の相談先として市内3か所の地域包括支援センターの連絡先を掲載している。
市ホームページでは「高齢者・介護」のページに高齢福祉、介護サービスについての情報を掲載している。
民生委員の活動の中で、支援を必要とする高齢者への情報提供をしていただくことを依頼しており、一例として、敬老祝い品配布の際に高齢福祉サービス、介護保険、地域包括支援センターに関する内容を掲載したチラシを配布していただいている。
要支援・要介護認定の結果送付の際には、認定結果をもとにサービスを受けるためのリーフレットや地域包括支援センターと市内居宅介護支援事業所一覧表を同封し、介護サービスにつながる情報の周知を図っている。
そのほか、在宅介護を広く普及啓発するため、「在宅医療と介護の市民講座」を開催している。プログラムは、「介護予防」、「介護の知識や制度」、「介護や医療が必要になった時の対応について」、「介護技術の実習」などの内容を4日間で実施している。
介護に関する相談の体制は
市内3か所の地域包括支援センターでは、相談を受けられる体制をとっているが、西口行政センター内設置の地域包括支援センターでは、土曜日の相談に対応している。
相談先がわからない場合などには、福祉課に設置した福祉総合相談窓口において、相談を受け、関係課と連携を図りながら相談に対応している。
久喜市、白岡市、宮代町と三市一町で在宅医療サポートセンターとサポートセンター相談窓口を設置し、専門性の高い医療と介護の相談を受け付けている。今後も、高齢化や介護の問題への相談支援、情報提供に努めてまいります。
近藤純枝から一言

今回私の知人と連絡が取れなくなり連絡がついたとき介護に疲れた知人がおりました。そこで病院退院から家庭での在宅介護の初期段階の問題を質問させていただきました。

高齢者や介護その家族が介護に関する悩みや疑問を人と人での相談が第一ですが簡単な情報は職員の皆様の事務処理軽減にオンラインで相談できるサービスを提供することも必要かと思います。

必要な情報を得やすくするために予備軍のために介護関連のアプリを通じて 介護サービスの検索、予約、管理を行えるようにし情報へのアクセスが簡単にできることも必要かとも感じています。
情報を効果的に受けることができるようになり情報不足解消になるのではと思います。